こんにちは、ryo(リョウ)です。
このブログでは、元・中の人だからわかる「役所の裏話」や「役所の活用術」などを書いています。
第二新卒だと、職場での立ち位置、気になりますよね?
結論・ヤバくありません!
第二新卒は、短期間の離職をデメリットではなく、新たなスタートのチャンスとして活かすことがポイントです!
僕は、転職しようと決めてから結構ウダウダしてしまい(その理由も書いています)、第二新卒枠には間に合いませんでしたが、決めたその日が人生の転機かもしれません。とはいえ、しっかり情報収集を行って慎重に!
今回の記事は、新卒では民間企業に就職したけれど、公務員になればよかったかな?と悩んでいる第二新卒者、公務員って就職先としてどうなの?と思っている新卒の就活生にもオススメです。
それではどうぞ。
新卒で入社した企業を短期間で退職し、第二新卒として公務員への転職を考える方が増えています。しかし、「第二新卒で公務員を目指すのはやばいのでは?」と不安に感じる方も多いでしょう。
この記事では、第二新卒から公務員への転職の実態、メリット・デメリット、転職成功のポイントなどを詳しく解説します。
第二新卒とは
「第二新卒」とは、主に新卒で就職した後、数年以内に転職活動を行う若手社会人を指します。厳密な定義はありませんが、以下のような特徴があります。
第二新卒の特徴
- 就業経験があるが、短期間
一般的には新卒で就職してから約1~3年程度で転職活動を開始する人が多いらしいですが、公務員への第二新卒転職者は「もともと公務員志望でした!」という人もいます。
自治体や省庁にもよりますが、職務経験5年未満を対象としているところが多いです。 - 新卒採用と同じ(給与には違いありかも)
民間企業だと「新卒と中途採用の中間的な位置付け」の場合もあるようですが、公務員の場合、採用枠を新卒と分けていないため新卒採用のようなポテンシャル重視で採用されることが多いです。職場では本人が言わない限り新卒と区別がつきません。
ただし、人事にきちんと就業証明書等を出すことで実務経験の分の給与が上乗せされる場合があります。自治体・省庁によりますので、確認してみましょう。 - 若さと柔軟性がポイント
比較的若く、社会人経験が短いので、柔軟性があり、教育しやすい、なのに社会人としての基礎知識がついている!と喜ばれることもあります。
なお、「すでに第二新卒じゃなかった!」という方は経験者採用試験になります。経験者採用試験の基礎知識について詳しくは、以下の記事で解説しています。
第二新卒が注目される背景
- キャリアの再選択
学生時代に十分な情報がないまま就職先を選んだり、働き始めてからミスマッチを感じることがあるため、早い段階で再度キャリアを見直す動きが増えています。 - 組織側のニーズ
即戦力としての経験は少なくても、基礎的なビジネスマナーや社会人としての経験がある第二新卒を採用することで、新卒採用よりも早く戦力化できる点が評価されています。
「新卒採用なのに、やたら仕事が出来る新人」だと思ったら、なるほど第二新卒か~やっぱり民間経験者は違うよね~と思ったこともあります。
第二新卒で転職を考える際のポイント
- 自己分析を深める
なぜ転職をしたいのか、自分が何を重視するのかを明確にする。 - ミスマッチの改善を意識
前職での失敗や不満を振り返り、次の職場では同じ問題を繰り返さないようにする。 - 短期離職の理由を説明できるようにする
転職理由が納得感のあるものであれば、前向きに評価します。面接で必ず聞かれる点なので、しっかりと準備しましょう。
せっかく転職するならもう後悔したくないですよね。公務員に転職して後悔する主な理由と注意点について詳しくは、以下の記事で解説しています。
第二新卒から公務員への転職は可能か?
結論から言えば、第二新卒から公務員への転職は十分に可能です。
公務員試験は学歴や職歴に関係なく、試験の成績と面接で評価されます。そのため、第二新卒であっても新卒と同様のチャンスがあります。ただし、試験には年齢制限があるため、早めの準備が必要です。
また、新卒者より確実にビジネスマナーが身についているはずです。「転職理由」さえしっかり面接で伝えられれば、新卒者よりも優位と言っていいでしょう。
職場での立場・立ち位置はヤバい?本当のところ
新卒者と同じ採用枠だけど、気が引けてしまう気持ちもわかります。
「石の上にも三年」論の本当
僕が転職までに民間企業でウダウダしてしまった理由の一つが「石の上にも三年」です。
どのような場所でも得るものは絶対にあるとは思う(思いたい)のですが、今いる場所が自分に合わないと気づいたら早く行動する方がいい場合がほとんどです。
採用側も、そのような社会傾向を把握しているため、3年すら我慢できないのか、などとは思いません。ただし、繰り返しになりますが、面接での転職理由は明確にしておきましょう。
同期との関係
本人が口にしない限り、新卒枠で差が無いためわかりません。人事も口外しません。
ただ、やはり新卒と比べると仕事が出来てしまうので、どうしてもバレたくない場合はバイト経験があるなどで誤魔化せるかもしれません?(どうだろう?)
まあ、バレたところで特に困ることはなさそうですが、学生時代に「留年したクラスメイトを先輩扱いしたほうが良いかな?」という感じを持たれるくらいです(伝わります?)。
昇進には不利?
一切不利にはなりません(官僚を除く)。
むしろ、同期の中で一番仕事ができる~などと職場での扱いが良く、上司から期待される可能性すらあります。
まあ、昇進は試験によるため、良くも悪くも公平です。
公務員への転職を目指す第二新卒が押さえるべきポイント
- 自己分析と適性の確認
公務員の仕事は多岐にわたります。自分の興味や適性が公務員の職務内容と合致しているかを確認しましょう。安定性だけを求めて転職すると、ミスマッチが生じる可能性があります。 - 試験対策の計画
仕事を続けながらの勉強か、退職して集中するか、ライフスタイルに合わせた計画を立てましょう。 - 面接でのアピールポイント
第二新卒としての社会人経験をどのように公務員の職務に活かせるかを明確に伝えることが重要です。前職で培ったスキルや経験を具体的に説明しましょう。
面接について詳しくは、以下の記事で解説しています。
第二新卒が公務員を目指すメリット
- 安定した雇用と福利厚生
公務員は景気に左右されにくく、長期的な安定雇用が期待できます。また、福利厚生も充実しており、ワークライフバランスを重視する方には魅力的です。 - 社会貢献の実感
地域や社会のために直接貢献できる仕事が多く、やりがいを感じやすい職種です。
第二新卒が公務員を目指すデメリット
- 給与の伸び悩み
初任給は民間企業と比較して低い場合があります。また、昇給ペースも緩やかなことが多いです。 - 配属先の制約
希望する部署に必ずしも配属されるとは限らず、異動も多い傾向があります。
公務員試験対策は仕事を辞めてから?それとも働きながら?
公務員試験の勉強時間を確保する方法として、以下の2つが考えられます。
- 退職して勉強に専念する
集中して勉強時間を確保できますが、収入が途絶えるリスクがあります。また、必ず合格する保証はないため、計画的な貯蓄とスケジュール管理が必要です。 - 働きながら勉強する
収入を維持しながら勉強できますが、時間のやりくりが難しく、疲労も溜まりやすいです。効率的な勉強法と強い意志が求められます。
どのような業務を行っているかにもよりますが、今の職場で資格を取得して「専門職採用」を目指す、という道もあります。
第二新卒から公務員への転職を成功させるためのポイント
- 明確な志望動機の構築
なぜ公務員になりたいのか、具体的な理由を明確にしましょう。安定性だけでなく、職務内容や社会貢献への意欲を伝えることが重要です。 - 効率的な試験勉強
限られた時間で効率的に勉強するため、予備校の利用やオンライン教材の活用を検討しましょう。過去問を繰り返し解くことも効果的です。 - 面接対策の徹底
公務員試験では面接も重視されます。自己PRや志望動機を論理的に伝える練習を行いましょう。模擬面接を活用するのも有効です。
なお、公務員への転職の魅力や転職成功までの道のりについて詳しくは、以下の記事で解説しています。
まとめ・第二新卒から公務員への転職はやばくない!
第二新卒から公務員への転職は、適切な準備と自己分析を行えば十分に可能です。決して「やばい」選択ではありません。自分のキャリアプランと照らし合わせ、慎重に判断しましょう。
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