こんにちは、ryo(リョウ)です。
このブログでは、元・中の人だからわかる「役所の裏話」や「役所の活用術」などを書いています。
役所にかかってくる電話で1番多い質問ってなんだと思いますか?
「明日って、役所はやってますか?」です。
今回の記事は、年末年始とお盆休み、その期間の市役所・区役所の上手な活用方法です。役所で働きたい!という方にも、役所の裏側をお伝え出来るように書いていきます。
公務員になりたい!という方は、以下の記事をどうぞ。
それでは役所の年末年始・お盆休みについて、どうぞ。
年末年始やお盆の時期の休業情報を把握して、便利に利用しましょう。
年末年始
年末年始の基本情報
基本的に官公庁は12月29日から翌年1月3日までを法に基づき休日としています(行政機関の休日に関する法律)。
この間、通常業務は行われませんが、出生・死亡・婚姻届などの戸籍に関する届け出の受付のみは行われていることがほとんどです。
また、土日に行われる休日開庁なども、年末年始休業前後およびその期間内は休みとなる場合も多いです。
事前にお住まいの市区町村のホームページで確認しておきましょう。
要注意!年末年始の裏事情
基本的に12月29日~翌1月3日までが年末年始休業で、28日(土日の場合はその前日の金曜日)は仕事納め・御用納め、4日(土日の場合は翌月曜日)は仕事始め・御用始めと言われます。
どうしてもこの日じゃなきゃいけない・緊急だ!という場合以外はこの日に行くことは避けましょう。理由は次のとおりです。
- シンプルにめちゃくちゃ混む
会社勤めの方で同じ日程で年末年始休業の場合、プラス1日有給を取って役所に行こう、と思うんでしょう。気持ちは分かりますが、みんな同じ気持ちなので混みます。
行こう!って、素敵なアトラクションは無いのに長時間待つことになります。お勧めしません。 - 「絶対、仕事納め・始めの日にクレームを入れよう」と意気込んでいる人が長時間占拠する
これは何でしょうね?僕も謎なのですが、どの部署に異動しても、こういう常連の方がいます。来庁だけではなく電話攻撃なども。
ついつい、「お久しぶりです。今年も、あけましておめでとうございます~」とか言っちゃいます←翌年も僕を指名して電話がかかってきたので、絶対やめましょう。 - 有給休暇を取得している職員が多い
公務員も普通の勤め人なので、プラス1日有給を取って~という人がやっぱりいます。
他の日より休暇を取っている職員は多めです。特に僕が所属していた自治体では、仕事納めの日の勤務終了後にあいさつ回りをするという風習がありました。当然(?)残業代は出ません。そういうことを嫌った職員が、さっさと年末年始に突入しているのかもしれません。 - ちょっと浮足立っている(人の子だもの)
仕事納めの日は「明日から休みだ~」「業務が終わったら忘年会だ~」と浮足立っている人もやっぱりいます。浮足立つ暇もない人もいるのですが、まあ、気持ちは分かってあげてほしいです。 - ちょっと体がなまっている(人の子だもの)
なんというか、正月疲れ?で手続きの流れがパッと出ない・フットワークが重すぎることがあります。すぐに日常を取り戻すのですが、まあ、人間らしいと思ってほしいです。
お盆休み
お盆休みの基本情報
お盆は正式な祝日ではありません。
そのため対応が役所によってだいぶ異なります。
関東圏は通常営業(つまり休まない)の役所が多いと思いますが、町村は休みが多いイメージです。自治体が、それぞれ定めています。
意外!お盆休みの裏事情
もし、お近くの役所がお盆も通常営業の場合はラッキーです。是非、調べてみてください。
年末年始と異なり、お盆時期は閑散としています!
部署によるかもしれませんが、役所はお盆も休みだと勘違いされているのだと思われます。
僕が所属していた自治体は「お盆は通常営業」で来庁者が少ないため、僕は絶対お盆は出勤する、夏休みはお盆には取らない、と決めていました。
お盆の注意点
もしも、あなたが「深くて重い相談をする」ために役所に行こうとしている場合は、お盆・年末年始前後は避けたほうが良いかもしれません。
僕のように「お盆こそ出勤するぞ!」という職員もいれば、当然「毎年、お盆は家族と帰省」という職員もいます。
すごく知識のある職員が休んでいたら、せっかく足を運んだのに残念な結果になりますよね。是非、別の時期に行く、できれば、事前に相談に行くことを連絡しておいてください。無駄な時間を省くことができると思います。
緊急時の対策
そんなこと言われても、どうしても!ということはありますよね。そのような緊急時は次のように対応してみてください。
- 緊急対応窓口
休日でも、緊急対応窓口を設置している役所があるため、該当する場合は問い合わせましょう。 - 他の公共サービスの利用
警察署や消防署は、公務員といえど緊急対応は通常通り行われます。
また、人口の多い地域の出張所だけ開館している、ということもあるのでHPなどでチェックしてみましょう。 - オンライン手続きの活用
近年ではオンラインで可能な手続きが増えています。マイナンバーカードを利用した証明書の発行や、ウェブ上での手続き予約を積極的に活用しましょう。
まとめ
オンライン手続きや緊急窓口の情報を活用することで、不便を最小限に抑えることができます。公式情報を確認し、必要な手続きを早めに済ませて安心の年末年始とお盆をお過ごしください。
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