【基礎編】公務員の経験者採用試験で「合格」するために必要なポイントとコツ

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こんにちは、ryo(リョウ)です。
このブログでは、元・中の人だからわかる「役所の裏話」や「役所の活用術」などを書いています。

今回の記事は、公務員になろうかな~と考え始めたばかりの人にオススメです。
僕は「公務員って中途採用してるんだ!」と驚いたところから始めましたが、最終的には内定を複数いただき、公務員として働かせていただきました。

なお、もっと初歩から知りたいという方は公務員になるということについて、以下の記事で解説しています。

まずは、この記事で概要をおさえましょう。それでは基礎編をどうぞ。

この記事の内容

公務員経験者採用試験の基礎知識&合格者の特徴や対策法

公務員の経験者採用試験は、民間での職務経験を活かして即戦力となる人材を求める制度です。ポイントを押さえて準備・対策が必要です。

この記事は事務職を対象とした記事です。
専門職(資格保有者を対象)採用について詳しくは、以下の記事で解説しています。

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公務員の経験者採用試験とは

経験者採用試験は、民間企業や他の職種で培ったスキルや知識を活かして行政で活躍できる人を対象にした採用制度です。特に以下の特徴があります。

  • 職務経験を重視:過去のキャリアやスキルが選考基準となります。
  • 即戦力の期待:新卒採用とは異なり、経験を活かしてに業務を遂行できる能力が求められます。
  • 年齢制限が緩やか:幅広い年齢層が応募可能です。ただし、職務経験年数の条件がある場合もあります。

受験資格

社会人としての業務従事歴が数年必要です。また、経験年数によって採用区分が異なる場合もあります。なお、複数の企業での経験を通算することが可能です。
また、年齢制限は定年退職前まで、となっていることがほとんどです。

経験年数で採用区分が分かれている場合について詳しくは、以下の記事で解説しています。

第二新卒は対象にならないことがほとんどです。第二新卒について詳しくは、以下の記事で解説しています。

合格する人の特徴

  • 高度な事務処理能力
    公務員の業務では膨大な事務処理が求められます。正確で効率的な作業が得意な人が評価されます。
  • 多様な視点と柔軟性
    民間企業などで培った独自の視点や課題解決能力が評価されるポイントです。
  • 行政課題への深い理解
    面接では、応募自治体や省庁が抱える課題を理解し、自身の経験をどのように活かせるかを具体的に伝えることが重要です。お役所の人手不足を解消してくれる人材を求めています。
  • コミュニケーション能力(最重要)
    チームで働く環境が多く、住民や取引先企業との対応もあり、協調性や円滑なコミュニケーション力が重視されます。

経験者採用試験の具体的な対策

筆記試験の準備

経験者採用試験では、大卒程度試験に比べて筆記の科目数や難易度は低めとされています。足切りだと考え、効率的な学習をしましょう。

  • 過去問を解く
    「過去問を3周以上」「徹底的に」と書いてあるサイトもありますが、新卒者用の試験勉強の間違いだと思います。小論文試験の対策に時間をかけるほうが効率的です。とはいえ、試験傾向を把握するために一度はちゃんと解くことをお勧めします。
  • 得意な問題の基礎力を強化
    「気合入れれば解ける問題」と「問題の意味さえ分からない問題」のうち、解ける問題を確実に回答できるようにしておきましょう。ただし、「科目全体が全く解けない」は足切りされる可能性があります。

小論文試験の対策

小論文も過去問を確認して傾向を把握しておきましょう。また、行政課題を調べるのも効果的です。
毎年、同じ小論文を書かせる自治体もありますし、「あなたのこれまでの経験を活かして○○の課題解決のためにどのような取り組みが出来るか」という課題もよく出されます。
事前に大枠を考えておくことができると差がつきます。

小論文対策について詳しくは、以下の記事で解説しています。

面接試験のポイント

面接では、自身の職務経験を具体的に説明できることと、公務員としての志望動機や将来のビジョンを伝えられることが重要です。
「今までの経験を活かしてあなたが活躍できるイメージ」を面接官に持ってもらえるよう準備しましょう。

面接対策について詳しくは、以下の記事で解説しています。使える行政課題についても!

試験準備の進め方

  1. 自治体や省庁の情報を収集
    募集要項や自治体の課題を事前に調べ、自分の経験をどのように活かすことができるかを考えます。
  2. スケジュールを立てる
    準備漏れが無いように、予定を立てておきましょう。
    僕は準備が不十分で、無駄にしてしまった試験もありました。
  3. 模擬面接や小論文練習を実施
    面接練習では第三者の視点を取り入れ、論文では具体的なフィードバックをもらいましょう。僕は公務員予備校で面接のチェックとアドバイスをもらいました。1回だけの模擬面接でしたが、イメージがつかめたので、受けてよかったなと思いました(予備校自体には通っていません)。

経験者採用試験に挑むメリット

  • 年齢制限が緩和されている
    これまでのキャリアを活かしたい人に最適です。定年退職の年齢まで、としているところがほとんどです。僕が知っている中では50歳代後半の合格者もいました。
  • 筆記試験の負担が軽い
    試験科目が少なく、効率的に準備ができます。
  • 経験が評価される
    特定の分野での経験やスキルが高く評価される場合があります。アルバイト経験しかない~という人でも、活かせるスキルがあるはずです。

まとめ

公務員の経験者採用試験は、適切な準備と対策をすることで合格が可能です。しっかりと事前準備を行い、志望する自治体や省庁の課題解決に貢献できる人材として評価されることを目指しましょう。

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