こんにちは、ryo(リョウ)です。
このブログでは、元・中の人だからわかる「役所の裏話」や「役所の活用術」などを書いています。
終活は、自分の人生の最期を安心して迎えるために必要な準備をすることです。
そのため、ついつい「自分の死後」から考えてしまう方も多いでしょう。
しかし、終活を通して、今をよりよく快適に生きることが出来たら……
この記事では、「今の生活に役立つ終活」をテーマに、おひとりさまが特に注意すべきポイントを分かりやすく解説します。
独身の方やパートナーに先立たれてしまった方、家族がいない方はもちろん、独り住まいで親族が遠くに住んでいる方にとっても、必要な準備です。
少しずつ準備を進めて、充実した日々を送りましょう。
それではどうぞ。
おひとりさまの終活とは?
おひとりさまの終活とは、独身や家族がいない方が人生の最後に向けて計画を立てることです。たとえば、持ち物の整理やエンディングノートの作成、葬儀やお墓の計画が挙げられます。
孤独死や死後の手続きについての不安を解消するためにも、早めに取り組むことが重要です。また、終活を通じて自分の希望を整理することで、日々の生活にも安心感が生まれます。
おひとりさまの終活・やることリスト
やることリストをマインドマップにしてあります。
順に「自分にとって必要なこと」を考えて作業を進めていくと、自然と終活ができます。
持ち物の整理をしましょう
まずは、持ち物の整理から始めましょう。これによって生活空間が整い、心の中も軽くなります。
- 必要なものと不要なものを分ける
使用頻度や思い入れを基準にしましょう。 - 大切な写真や書類をデジタル化する
スペースを節約しながら安全に保管できます。 - 不要なものは寄付やリサイクルを活用
他の人に役立ててもらうことで達成感が得られます。
持ち物の整理は、自分の思い出を振り返る良い機会にもなります。
このとき、災害時にすぐ持ち出せる非常時持ち出し袋の準備や重要書類の準備もしておきましょう。
医療と介護の準備をしよう
終活と言えばエンディングノート?
いやいやまずは、医療や介護の計画を立てておきましょう。
- 信頼できる医師を見つける
定期的な健康チェックを受けると安心です。まずは、「今、健康でいること」です。 - 介護サービスの情報を収集
訪問介護やデイサービスの内容を把握しましょう。 - 緊急時の連絡体制を整備
緊急連絡先を明確にしておきましょう。
エンディングノートを書こう
エンディングノートは、自分の意思や希望を伝えるための大切なツールです。
- 重要な連絡先をまとめる
家族、友人、弁護士、保険会社など。 - 医療や介護に関する意思を記載
延命治療の希望や施設の選択について。 - 希望する葬儀の形式を明記
規模や宗教的な要素などを具体的に書きましょう。
エンディングノートの作成は、簡単なテンプレートを使えばスムーズに始められます。内容は定期的に見直して、最新の状況に合わせて更新しましょう。
身元保証人を確保する
おひとりさまの場合、身元保証人の確保は重要な課題です。特に、入院や介護施設の手続きで必要になることがあります。
- 信頼できる知人や友人に相談
前もって了承を得ておきましょう。 - 社会福祉協議会に相談
地域の社会福祉協議会(又は自治体)では、おひとりさまのための支援を行っている場合があります。有料のことが多いですが、良心的な価格なはずです。 - 保証会社を利用する
費用はかかりますが、専門的なサポートが受けられます。
保証人との役割や責任を明確に話し合うことで、負担を軽減できます。
お葬式やお墓を計画する
葬儀やお墓について事前に計画を立てておくことで、安心感が得られます。
- 葬儀社と相談して希望を伝える
生前契約を結ぶとスムーズです。 - お墓の形式を選ぶ
永代供養や自然葬など、希望に合う選択肢を探しましょう。
費用や手配の詳細を明確にしておけば、残された人たちの負担も減ります。
地域のサポートを活用する
地域には、終活をサポートするサービスが多くあります。
- 自治体や社会福祉協議会、NPOの相談窓口を利用
無料または低価格でアドバイスを受けられます。 - 地域活動に参加
地域のイベントに参加することで孤立を防げます。
地域コミュニティとのつながりは、日常生活を豊かにし、緊急時にも役立つでしょう。
孤独死を防ぐために
孤独死を防ぐには、定期的な見守りや交流が大切です。
- 見守り家電を導入
センサーが反応しない場合に通知が届く仕組みがあります。 - 訪問サービスを活用
看護師や介護スタッフが定期的に訪問してくれます。 - 新聞や宅配食事サービスを契約する
新聞が溜まってしまったり、食事が宅配できないと警察などと連携して対応してくれます。
さらに、友人や地域との連絡を密にして、孤立を避ける環境を整えましょう。
遺言書と死後の準備
遺言書の作成や死後の手続きに関する準備を進めておくことで、安心感が得られます。
- 遺言書を公正証書で作成
自筆証書遺言の場合は法務局の保管制度を活用する、または公正証書で作成することでリスクが減らせ、紛争を防げます。 - 死後事務委任契約を結ぶ
葬儀や役所への手続きがスムーズになります。
また、ペットの世話や大切な物品の処分についても具体的に記載しておきましょう。たとえば、ペットの引き受け先を決めておくか、動物保護団体に相談する方法があります。
まとめ
おひとりさまの終活は、自分らしい最後を迎えるための重要なステップです。準備を始めることで未来への不安が軽減され、日々の生活に安心感が生まれます。
ぜひ、今日から少しずつ計画を立て、自分らしい人生を最後まで楽しみましょう!
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