【終活】残された家族も安心!自分のためにも今から始める「エンディングノート」

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こんにちは、ryo(リョウ)です。
このブログでは、元・中の人だからわかる「役所の裏話」や「役所の活用術」などを書いています。

今回の記事は、エンディングノートについてです。

エンディングノートを配布している自治体もあるよね?

全ての自治体ではありませんが、配布している自治体もあります。
また、意外と身近なところで手に入れることも出来ますよ。
エンディングノートの基本的な項目は、この記事にも載せています。

エンディングノートは残された家族のためでのもありますが、自分の備忘録としても役立ちます。
早めに少しづつ始めましょう。

なお、終活については以下の記事も参考にしてください。

それではどうぞ。

この記事の内容

備忘録としても有効活用できる、今から始めるエンディングノート

エンディングノートは終活(しゅうかつ)の一部です。自分の人生の最後に向けて準備をすることで家族が困らずにすみます。
また、自分のこれまでの人生を振り返るきっかけにもなります。

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エンディングノートって何?

エンディングノートは、自分の希望や気持ちを書き残しておくノートのことです。遺言書とは違って、法的な力はありません。でも、エンディングノートがあれば、家族があなたの考えを知ることができます。

例えば、「どんなお葬式がいいか」「好きな音楽は何か」「伝えたいメッセージは何か」などを自由に書けます。また、最近はアプリやテンプレートもあって、簡単に始められます。

エンディングノートを書くメリット

エンディングノートを書くと、こんないいことがあります。

  1. 自分の気持ちをしっかり伝えられる
  2. 家族が迷わずにすむ
  3. 自分の人生を振り返る機会になる
  4. トラブルを防げる
  5. 心がスッキリする

エンディングノートがあれば、家族は「どうしたらいいの?」と悩むことが減ります。急な出来事があっても、家族みんなが落ち着いて行動できるようになります。

エンディングノートの種類・どこで手に入れる?

エンディングノートには、いろんな種類があります。自分に合った方法を選んでみましょう。
デジタルが得意な人は、アプリやウェブサービスを使うのもおすすめです。スマホやパソコンで手軽に管理できます。

  1. ネットでダウンロード
    インターネットで無料テンプレートを探して、印刷して使うことができます。
    最低限、書いておきたい事項は、このページの下にも用意してありますので参考にしてください。
  2. 自治体で配布
    無料のエンディングノートを配っている自治体があります。ぜひ問い合わせてみましょう。
  3. 100円ショップで購入
    ダイソーやセリアなどの100円ショップで簡単なノートを手に入れることができます。
  4. 書店で購入
    本屋さんでは、詳しい説明がついたノートが売られています。初心者にも分かりやすいものが多いです。

僕は、年に1回見直しをしているので、1のデータ版を使用しています。
ただ、簡単に&漏れなく書きたい方は、弁護士などの解説もついている4の書店版が安心かもしれません。1500円ほどで購入できます。

エンディングノートに書く内容(エンディングノートの基本事項)

エンディングノートには、こんなことを書いておくと便利です。

※下記はサンプルフォーマットです。Wordなどにコピーして、必要に応じて内容を加筆・修正し、ご自身に合った形でご利用ください。

1. 基本情報
氏名(例) 山田 太郎
生年月日(例) 昭和○年○月○日
住所(例) 〒123-4567 ○○県○○市○○町○-○-○
連絡先(電話/メール)(例) 090-XXXX-XXXX / example@mail.com
本籍(例) ○○県○○市○○町○-○
家族構成(例) 配偶者、子供2人(長男・長女)、ペットや植物のお世話に関すること
2. 医療・介護に関する希望
延命治療の希望(例) できる限り延命を希望/必要以上の延命治療は望まない など
介護の希望(例) 可能な限り自宅での介護を希望/条件が合えば介護施設を利用したい など
リビングウィルの有無(例) 作成済み・未作成(保管場所や内容をここに記載)
かかりつけ医療機関/担当医(例) 病院名・連絡先・主治医の名前
加入している医療保険・介護保険(例) 保険会社名、保険証番号、契約内容 など
3. 葬儀・お墓に関する希望
葬儀の形式(例) 仏式/神式/キリスト教式/無宗教式/家族葬 など
規模・参列者(例) 親族だけ/友人知人にも声をかける/密葬 など
葬儀社・斎場(例) 希望の葬儀社・斎場があれば記載
お墓・納骨(例) 先祖代々の墓/新しいお墓/樹木葬/散骨/永代供養 など
戒名・法名・宗派など(例) 特にこだわりがあれば記載。寺院へ相談済みかどうか。
遺影写真(例) ○年○月に撮影した写真を希望/生前に撮影しておきたい など
4. 財産・相続に関する情報
主な財産(例)
・預貯金:○○銀行 ○○支店 (口座番号:XXXXXX)
・不動産:所在地・名義
・株式・投資信託:証券会社名、銘柄、保有数
・その他:貴金属、美術品、車 など
負債やローン(例) 住宅ローン、車のローン、クレジットカードの支払い など
生命保険・損害保険(例) 保険会社名、証書番号、受取人、保険金額 など
遺言書の有無(例) 作成済み(公正証書/自筆証書)・未作成、保管場所
相続・分配の希望(例) 誰に何を譲りたいか、生前贈与の計画 など
5. デジタル遺産(アカウント情報など)
PC・スマホのロック解除情報(例) PINコード、パスワード、生体認証の解除方法 など
SNS・メールアカウント(例) Facebook, Twitter, Instagram, Gmail 等のID・パスワード、削除or存続の希望
オンラインサービス(例) ネットバンキング、クラウドストレージ、動画配信サービスなどのアカウント情報
PC・外付けHDD内の重要データ(例) 写真、文書、音楽データなどの保存場所とバックアップ
6. メッセージ・思い出
大切な人へのメッセージ(例) 家族や友人への想い・感謝など、自由に記入
写真・動画の保管場所(例) アルバムやデジタルデータの保存先、オンラインアルバムなど
自分史・経歴メモ(例) 生い立ちやエピソード、伝えておきたい出来事 など
7. その他の希望・連絡先・備考
緊急連絡先(例) 親族・友人・会社・近所の知人などの連絡先リスト
専門家に相談したいこと(例) 弁護士・税理士・司法書士・FPへの相談内容、連絡先
その他の備考(例) 特記事項や上記以外の希望・注意点など

※エンディングノートは法的効力を持つ書類ではありません。相続などの法律手続きは専門家への相談をおすすめします。

エンディングノートに必須の項目
エンディングノートに必須の項目

いつ始める?

エンディングノートを書くのに「遅すぎる」ことはありません。でも、早めに始めるほうが安心です。特に、次のような場合はすぐに始めるのがおすすめです。

  • 高齢の家族がいる
  • 健康が心配
  • 大きなライフイベントがあった(結婚や退職など)
  • 一人暮らしをしている

上手に活用するコツ

  1. 見直しをする
    1年に1回くらい内容を確認して、必要があれば更新しましょう。
  2. 家族に教える
    ノートの存在と場所を家族に伝えておくと、いざというときに役立ちます。
  3. 気軽に始める
    完璧を目指さず、書けるところから少しずつ始めましょう。

僕は、デジタル系の備忘録やパスワード管理としても使用しているので、誕生月に必ず見直しをして更新しています。

重要エンディングノートの保管場所

実は、エンディングノートにはオススメの保管場所があります。

冷蔵庫一択

家族と一緒に暮らしている場合はもちろん、おひとりさまの場合も冷蔵庫がオススメです。
一人でお住まいの方が長期で入院をしたり、亡くなったりした場合、冷蔵庫の物が腐ってしまうと片付けが大変になるため、すぐに手を付けてもらえます。
また、冷蔵庫には鍵をかけませんよね?

そのため、役所の介護関係の部署などでは、高齢者に対して「親族などの連絡先や自分のことについてのメモを冷蔵庫に入れておいてください」とお願いすることもあります。

あなたのエンディングノートも冷蔵庫にヒンヤリ保管してください。

まとめ

終活やエンディングノートは、自分の人生を大切にするための大事なツールです。家族や大切な人のために、少しずつ準備をしてみてはいかがでしょうか。

書くことによって、自分の気持ちが整理され、家族への思いやりを形にできます。今日から一歩を踏み出して、自分らしい終活を始めてみましょう。

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