【終活・基礎講座】始めるタイミング?いつから?何歳から?終活で人生と暮らしに安心を!

終活基礎講座のアイキャッチ画像 終活
この記事は約11分で読めます。
[PR] 当サイトのリンクにはアフィリエイト広告が含まれる場合があります。
スポンサーリンク

こんにちは、ryo(リョウ)です。
このブログでは、元・中の人だからわかる「役所の裏話」や「役所の活用術」などを書いています。

今回の記事は、終活の基礎です。

終活ってしたほうがいいのかなぁ?
終活のガイドブックやエンディングノートを配布している役所もあるよね。
でも、まだまだ先の話かな、とも思っているんだよね。

僕は、ひとり暮らしを始めた20歳代の時に「万一、突然死したらヤバイ」と思って、サーバーや携帯料金などの定期契約しているリスト作りから始めました。

今を丁寧に、健康に生きること」が終活の一番の近道ではないかなと思いますし、終活は一度では終わりません。
少しずつ、丁寧に生活しながら終活を進めていってはどうでしょうか?
終活やることリスト」も用意したので、最後まで読んでいただければ嬉しいです。

より具体的な内容については、以下の記事で解説しています。

それではどうぞ。

この記事の内容

終活は早く始めるのが吉!今を丁寧に健康に生きることが終活の近道!

スポンサーリンク

終活とは何だろう

終活とは、自分の人生の最後を見据えて計画を立てる準備のことです。

財産や持ち物の整理、葬儀やお墓の希望を決め、自分の希望を家族に伝える手助けをしたり、家族への負担を減らすことができるだけでではありません。
自分のこれまでの人生を振り返り、これからの生き方をより充実させるための行動でもあります。

終活を通じて、家族への配慮を深めることができ、安心感を得て、さらにイキイキと生活できることが「終活」のメリットなのではないかと思います。

終活を始めるタイミング

65歳くらいから終活を始める人が多いです。
この時期は、仕事を退職したり、子どもが独立したりして生活が変わることが多いからでしょう。元気なうちに準備をすると、スムーズに進めやすくなります。

ただし、最近は40代や50代から終活を始める人も増えています。この年代では親の介護や自分の健康について考える機会が多くなり、将来の準備を見直すきっかけになることが多いようです。若い世代でも、自分の人生設計を考える一環として終活を始めるケースが見られます。

終活を始める年齢に正解はありません。20代や30代など若い世代でも、自分のペースで少しずつ始めることができます。僕が終活を始めたのは20代。早くから始めたことで、日々を丁寧に生きられるようになったと感じています。

重要なのは「今やろう」と思ったときに動き出すことです。

終活を始めるタイミング
終活を始めるタイミング

早めに終活をするメリット

終活はお年寄りだけのものではありません。若い世代が早めに終活をすることで、次のようなメリットがあります。

  • 人生の計画が立てやすくなる
    結婚や転職などの大きなイベントに向けて、自分がどうしたいのか考えるきっかけになります。これにより、具体的な目標を立てることができ、日々の生活にも役立ちます。
  • 万が一に備えられる
    事故や病気など、もしもの時の準備をしておくと、家族に迷惑をかけにくくなります。例えば、自分の医療希望を事前に伝えておけば、いざという時に家族が判断に困らずに済みます。
  • デジタルの整理ができる
    スマホやSNSのアカウント整理は若い世代でも大事です。早めにやるとトラブルを防げます。例えば、誰にどのSNSアカウントの管理を任せたいかを記録しておくと、後々家族が困りません。
    また、各SNSプラットフォームにはアカウント削除やメモリアルモードの設定が用意されていることが多いので、それらを確認して希望する設定を事前に整えるのもおすすめです。さらに、アカウント情報を安全な場所にまとめておくと、管理が簡単になります。

終活でやること

エンディングノートを書く

エンディングノートは、自分の考えや希望、連絡先、資産状況などを整理し、書き留めておくノートです。法的効力はありませんが、自分の気持ちを伝えるための大切な手段です。
また、今後の手続きのための情報をわかりやすくまとめることで、負担軽減にもつながります。

主な記入項目

  • 自分史や家系図
  • 医療・介護に関する希望(リビングウィルや尊厳死の希望など)
  • 葬儀やお墓に関する希望(形式、場所、戒名・法名の希望など)
  • 財産や資産、保険、年金に関する情報一覧
  • SNSやメールアカウントなどのデジタル遺産に関する情報
  • 親族や友人、知人などの連絡先リスト

家中の片付け・生前整理

  • 物理的な持ち物の整理
    書類や衣類、趣味のコレクションを見直し、不要なものを処分しておきます。身の回りをすっきりさせることが重要です。これにより、生活空間が整い、心の整理にもつながります。
  • 大切な思い出の品や記録の整理
    写真や手紙などを「保管したい」「譲りたい」などの希望とともに整理しましょう。
  • 譲りたい遺品の整理
    断捨離を行いながら、どの遺品を誰に譲りたいかを整理することも大切です。特にコレクションや思い出の品について、受け取ってほしい人に事前に確認しておくと良いでしょう。

デジタル遺産(デジタルエステート)の整理

  • アカウント情報の整理
    SNSやメール、オンラインサービスなどのユーザーIDやパスワードを一覧化しておきます。
  • 削除・引き継ぎの方針
    アカウントの削除や引き継ぎについて意向を共有しておくと良いでしょう。

医療・介護に関する事前準備

  • 延命治療や介護の希望
    意思決定できなくなった際の医療処置や延命治療の希望を、家族や医師と共有しておきます。
  • リビングウィル(事前指示書)
    延命措置や終末期医療の方針を文書化することで、意志を明確に伝えられます。

財産整理・相続対策

  • 財産目録の作成
    預貯金や不動産、証券、保険、借入金、その他の資産(美術品や貴金属など)をリスト化し、どこにどのように保管しているかを明確にしておきます。
  • 相続対策
    相続税対策や分割方法を検討する必要があります。専門家に相談し、不要なトラブルを避けるための手段を検討しましょう。
  • 生前贈与
    子供や孫に、生前に贈与(資金援助や資産譲渡)を行うことで、相続時のトラブルを避けられる場合があります。ただし贈与税や受贈者の生活状況も考慮しましょう。

遺言書(遺書)・遺言信託の準備

遺言書の作成

財産の分配や相続に関する意思を明確にするには、法的に有効な「遺言書」の作成が重要です。エンディングノートと異なり、遺言書には法的効力があります。
自筆証書遺言、公正証書遺言など、形式によって要件が異なるため、必要に応じて専門家(弁護士や司法書士、公証人)に相談しましょう。

遺言信託

銀行などの信託銀行のサービスで、遺言書の作成サポートから保管、執行までを一括して行ってもらう方法もあります。

葬儀やお墓に関する希望の整理

  • 葬儀の形式
    仏式、神式、キリスト式、無宗教式、家族葬など、希望を家族に伝えておきましょう。
  • 葬儀社の選択
    信頼できる葬儀社を選定し、費用や流れを確認しておくと、家族の負担が減ります。
  • お墓や納骨方法
    永代供養や樹木葬、散骨など、多様な選択肢があります。希望があれば事前に手続きを検討しましょう。

コミュニケーション・想いの伝達

  • 家族・親族との話し合い
    自身の希望を伝えるために、定期的に話し合う場を設けましょう。
  • 友人や知人へのメッセージ
    感謝を伝える手紙やエンディングノートにメッセージを記す方法もあります。

心身の健康管理・生活の見直し

  • 定期的な健康診断
    健康状態を把握し、終末期のプランを立てやすくします。
  • 趣味や生きがいの再確認
    やりたいことをリストアップし、充実した時間を過ごす計画を立てましょう。

専門家への相談

  • 法律・税務の専門家
    弁護士、税理士、司法書士などに遺言書作成や相続税・贈与税対策、不動産登記などを相談できます。
  • ファイナンシャルプランナー(FP)
    退職後の生活費や保険、年金の受給、資産運用などの相談が可能です。
  • ケアマネジャーや行政窓口
    介護保険の利用や施設紹介など、介護や医療に関する公的支援を受けるための情報を得られます。

終活・やることリスト

終活のやることリストです。
「自分にとって必要なこと」を考えながら、気の向いた順番で作業を進めていくと、自然と終活ができます。

No. 項目 概要・ポイント
1 エンディングノートの作成
  • 医療・介護、葬儀やお墓の希望、財産、連絡先などを記入
  • 法的効力はないが、家族への情報整理・想いの伝達として重要
2 遺言書・遺言信託の準備
  • 相続や財産分配などを法的に明確化する
  • 自筆証書遺言、公正証書遺言などの形式に注意
  • 遺言信託で保管や執行を依頼する方法もある
3 財産整理・相続対策
  • 預貯金・不動産・保険などをリスト化(財産目録の作成)
  • 相続税対策や分割方法の検討
  • 生前贈与なども含め、専門家に相談しながら進める
4 葬儀やお墓に関する希望の整理
  • 葬儀の形式(仏式、家族葬、無宗教など)の検討
  • 信頼できる葬儀社の選定・生前契約の検討
  • お墓や樹木葬、散骨、永代供養など納骨方法の決定
5 医療・介護に関する事前準備
  • 延命治療や介護に対する希望を共有
  • リビングウィル(事前指示書)の作成
  • 施設介護・在宅介護などの情報収集と家族・ケアマネジャーへの相談
6 デジタル遺産(デジタルエステート)の整理
  • アカウント情報(ID・パスワード)の一覧化
  • SNSやブログなど、削除・引き継ぎ方針の明確化
  • 専門サービスやアプリの活用
7 家中の片付け・生前整理
  • 衣類・書籍など不要品の処分、必要なものの選別
  • 思い出の品や写真を整理・保管し、意向を家族に伝える
  • 遺品整理の負担を軽減
8 コミュニケーション・想いの伝達
  • 家族や親族との話し合いの機会をもつ
  • 友人・知人への感謝のメッセージを手紙や映像などで残す
  • 遺影や思い出ムービーの準備など
9 心身の健康管理・生活の見直し
  • 定期的な健康診断・検診を受ける
  • やりたいこと、趣味、生活習慣を見直し、人生の質を向上
  • 健康を維持し、終末期のプランを立てやすくする
10 専門家への相談
  • 弁護士、司法書士、税理士などに法律・税務の相談
  • ファイナンシャルプランナー(FP)に資金計画や保険、年金を相談
  • ケアマネジャーや行政窓口へ介護保険や施設情報を問い合わせ

終活を進めるためのポイント

家族と話し合う

終活は家族と話し合いながら進めることが大事です。自分の希望を伝えたり、家族の意見を聞いたりすることで、みんなが納得できる準備ができます。また、家族と話すことで新しい発見やアイデアが生まれることもあります。

専門家に相談する

相続や遺言書、葬儀のことなど、難しい部分は専門家に相談すると安心です。弁護士や税理士などプロの力を借りると、スムーズに進められます。例えば、税金の問題や法律に詳しい人に相談することで、自分の希望に沿った計画が立てられます。

少しずつ進める

一度に全部やろうとすると大変です。まずはエンディングノートを書いたり、持ち物を整理したりするところから始めてみましょう。

定期的に見直す

定期的に計画を見直すことも大切です。生活の変化に合わせて内容を更新することで、より良い準備ができます。
僕は、誕生日月に必ずエンディングノートを見直すことにしています。

まとめ

終活は「いつから始めたらいいのか」を考えるのが第一歩です。一般的には65歳くらいからが多いですが、年齢に関係なく、思い立ったときが始めるタイミングです。
終活をすることで、自分の希望を整理し、家族への負担を減らせます。また、人生の最後を自分らしく迎えるための大切な準備でもあります。早めに準備を始めると、これからの人生もより安心して過ごせるでしょう。

ぜひ、家族と一緒に、少しずつ終活を始めてみてください。そして、自分の人生をより良くするための一歩を踏み出してみましょう。

スポンサーリンク

コメント

タイトルとURLをコピーしました