地方公務員と外国語の未来を考える|地方公務員に必要な語学力・英語力と公務員試験対策

英語のアイキャッチ画像 経験者採用・第二新卒
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こんにちは、ryo(リョウ)です。
このブログでは、元・中の人だからわかる「役所の裏話」や「役所の活用術」などを書いています。

今回の記事は、地方公務員と外国語についてです。

国家公務員は外国語必須イメージだけど、
地方公務員にも外国語、特に英語力は必要なの?

僕は、外国語は全く読み書きできません
でも、地方公務員として働いていたころ「英語ができたらなぁ」と思ったことはありました。
また、国家公務員・地方公務員の経験者採用試験を受験した時も「英語はできると未来が広がるなぁ」と感じました。

ちなみに、僕のように「英語・外国語は全くできません!」という方は、以下の記事で実情をお伝えしています。

それではどうぞ。

この記事の内容

地方公務員の職場での英語など外国語スキルが役立つ場面

公務員として働く中で、英語力はこれまで以上に重要視されています。国際交流や観光事業が活発化しているため、英語力を活かせる職種や場面が増えています
本記事では、公務員に求められる英語力について、具体的な職種や学習方法、キャリアアップのためのアイデアを詳しく解説します。

公務員の職場での英語力の重要性

現代のグローバル化に伴い、英語はコミュニケーションを超えた戦略的なスキルとなっています。特に公務員にとって、以下の点で英語力が重要視されています。

  • 観光事業の拡大
    訪日外国人観光客に関連した事業において、英語だけでなく外国語全般を求められる場面が増加しています。
  • 国際交流の推進
    姉妹都市協定や国際イベントを通じた地域活性化事業が小さな自治体でも行われます。
  • 外国人住民のサポート
    多文化共生を目指すため、行政窓口だけでなく業務のあらゆる場面で外国語を求められることがあります。

これらの業務を円滑に進めるには、基本的な英語スキルだけでなく、専門的な用語や状況に応じた柔軟な対応力が求められます。

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公務員が外国語を活かせる部署

語学力を活用できる具体的な職種を挙げてみます。

国際交流担当

海外自治体や団体との連絡を担当し、外国人訪問者の対応も行います。国際イベントでの調整役としての役割も重要です。

観光推進課

観光地の魅力を外国語で伝えるためのスキルが必要です。特に、プレゼンテーションの機会が多い部署です。

市民窓口業務

外国人住民の相談に応じる際に、英語での対応が必要です。多文化共生を推進する自治体では、英語だけでなく他の言語も学ぶ職員が増えています。

外国語が必要な部署を挙げましたが、実際は、ほぼ全ての部署で外国語を目にする機会があります。やはり外国語の習得は仕事を進めるうえで有益です。

公務員試験・採用試験で語学力をアピールする方法

地方自治体では、語学力の高い職員は多くません。それどころか、僕のように「全くできません」という職員も多くいます。
一方で地方自治体の業務で英語が必要な機会は増えています。だからこそ、語学力のアピールは合格への近道と言えるでしょう。

公務員試験や面接で英語力を効果的にアピールするには、以下のポイントを意識しましょう。

TOEICや英検

TOEICスコアや英検1級・準1級は、客観的に英語力を証明する資格として有効です。近年ではTOEFLやIELTSを活用する応募者も増えています。

過去の経験を具体的に伝える

外国人観光客の対応やボランティア、経験者採用試験なら国際プロジェクトに参加したエピソードを紹介すると、説得力が増します。

英語力を伸ばすための学習方法

英語力を効果的に向上させるための方法を紹介します。

オンライン英会話

実際に話す機会を増やすため、オンライン英会話を活用しましょう。特にビジネス向けの専門トピックを扱うレッスンを選ぶと効果的です。

英語ニュースを活用

BBCやCNNなどのニュースを通じて、行政関連の専門用語に慣れましょう。地方自治体の国際交流サイトも役立ちます。

資格試験対策

TOEICや英検の勉強を通じて、総合的な英語力を高めましょう。行政業務に関連する特化型の英語試験もおすすめです。

実践の場を確保

国際交流イベントや地域ボランティアに参加し、実践的に英語を使う機会を作りましょう。
最近はAIを使用して隙間時間に学習できるツールもあります。

福利厚生の一環で、語学学習の費用補助などをしている自治体もあります。
僕も役所に入ってから、英語の学習をしました。

英語以外の外国語

地方公務員として働く際に、その地域の国際的なつながりや外国人住民の多さにより、英語以外の外国語が活きるケースもあります。

外国語スキルを活かせるポイント

  • 地域性: 外国語需要は、地域の特性に大きく依存します。
  • 具体的な役割: 観光業、国際交流、外国人支援窓口など、外国語スキルが直接業務に生かせる部署で働ける可能性が高まります。
  • 語学試験: 多言語能力を証明する資格(HSK、中国語検定、TOPIK、DELEなど)を取得しておくと採用時に有利です。

中国語(Mandarin/広東語)

  • 理由: 中国との経済的つながりが強い地域や、中国語話者が多い地域では重要です。
  • 具体例: 大都市圏(東京、大阪など)や、観光地(北海道、京都)で役立つ。
  • 活用分野: 観光業、国際交流、外国人支援窓口。

韓国語

  • 理由: 韓国と地理的に近い地域(九州、山陰地方など)や、韓国人観光客が多い地域で役立ちます。
  • 具体例: 福岡や釜山との交流が盛んな地方自治体で重宝される。
  • 活用分野: 観光促進、国際イベント、文化交流。

ベトナム語

  • 理由: 日本国内の技能実習生や留学生としてベトナム人が増加しているため、特に中小都市で需要が高い。
  • 具体例: 工業団地が多い地域や、外国人労働者が集中する都市。
  • 活用分野: 外国人支援窓口、労働関連のサポート。

ポルトガル語

  • 理由: ブラジルからの日系人労働者が多い地域(愛知、静岡、群馬など)で特に有用。
  • 具体例: 製造業の多い地域の行政で外国人支援を担当。
  • 活用分野: 教育支援、住民サービス。

スペイン語

  • 理由: 中南米からの移民や留学生のサポートに有用。
  • 具体例: ポルトガル語同様、工業地域や大都市圏で需要がある。
  • 活用分野: 外国人住民支援、通訳。

タガログ語(フィリピン語)

  • 理由: フィリピンからの技能実習生や外国人介護士が増加しているため。
  • 具体例: 介護施設が多い地域や技能実習生が多い地域。
  • 活用分野: 医療・福祉支援。

ロシア語

  • 理由: 北海道や日本海沿岸など、ロシアとの交流がある地域で重要。
  • 具体例: 北海道の港湾都市や、新潟、富山などの自治体。
  • 活用分野: 貿易、観光、文化交流。

インドネシア語

  • 理由: インドネシア人技能実習生の増加や、観光需要の増加。
  • 具体例: 実習生が多い工業地域や観光地。
  • 活用分野: 外国人支援、住民交流。

タイ語

  • 理由: 観光業や、技能実習生の支援に役立つ。
  • 具体例: タイ人観光客が多い地域や、実習生が集中する工業地帯。
  • 活用分野: 観光、労働支援。

まとめ:英語力・語学力が公務員の未来を切り拓く

特に地方公務員・地方自治体では業務に英語を活用できる職員がまだ少ないのが課題です。
だからこそ、英語力を磨くことは、地域や社会の国際化に大きく貢献できます。

これは、面接でもアピールポイントとして話せますね。
この記事が語学力を活かした公務員ライフを目指す皆さんの参考になれば幸いです。

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