こんにちは、ryo(リョウ)です。
このブログでは、元・中の人だからわかる「役所の裏話」や「役所の活用術」などを書いています。
経験者採用試験で合格して公務員になる人って、やっぱり事務職・事務業務をしていた人かなぁ、高学歴の人かなぁ、と受験するだけ無駄なのかなと不安になりますよね。
僕は、どちらでもありませんでした。
今回の「合格する人の特徴」の記事で、力を入れるべきところが見えてくるはずです。
ただし、筆記試験がある以上は、事務業務を日頃している人や地頭が良い人が有利なのも事実ではあるため対策が必要です。試験の主な内容と合格のためのポイントについて詳しくは、以下の記事で解説しています。
合格する人の特徴を確認しましょう、それではどうぞ。
公務員の経験者採用試験では、民間での職務経験やスキルを活かし、行政の現場で即戦力となる人材が求められます。この試験に合格する人にはいくつかの共通する特徴があります。この記事では、その特徴について詳しく解説します
公務員経験者採用試験の特徴
経験者採用試験では、一般的な公務員試験とは異なる以下の点が重要です。
- 即戦力としての能力が求められる。
- 筆記試験の負担は軽めで、面接や職務経験が重視される。
- 自治体や省庁ごとに異なる採用方針がある。
こうした特性に基づいて、どのような人が合格しやすいのかを見ていきましょう。
合格する人の特徴
僕は、優れた能力や専門知識などが無かったので、下に挙げているもののうち「行政課題への理解力」「コミュニケーション能力」「志望動機の明確さ」を的確にアピールするための準備に力を入れました。
実際の僕は、ネガティブ人間ですがそこは封印。
どれだけ「準備するか」が鍵です。
行政課題への理解力
合格する人は、志望する自治体や機関の課題をよく理解しており、自分のスキルでどのように貢献できるかを具体的に、小論文や面接で語れる人です。
- 自治体の公式サイトや発表資料を参考に課題を把握します。
- 自分の経験を課題解決に結びつけて説明する準備をします。
「行政課題」と言っても、多岐にわたります。面接準備の中で行政課題のポイントを解説しています。以下の記事も併せて確認してみてください。
優れたコミュニケーション能力
行政の業務では、住民や委託・取引先企業、他の職員との連携が欠かせません。そのため、以下の能力が必要とされます。
- チームでの協力が得意であること。
- 複雑な課題を分かりやすく説明できる力。
- 論理的で説得力があること。
自己PR力と志望動機の明確さ
過去の経験をどのように行政の業務に活かすかを明確に示すことが重要です。
- 志望理由が具体的で、自分の経験がどう役立つかを伝えられる。
- なぜ民間から公務員を目指すのかを論理的に説明できる。
マネジメント経験
経験者採用者は数年で部下を持つ立場になる、もしくはすぐに数名の部下を持つことになる場合が多いです。そのため、「上司としての業務経験があるか」の記載が職務経歴書に必須だったり、面接で聞かれたりします。
そのような経験が無い場合も、「後輩の面倒を見ていた」「チームの中心だった」などの経験から得たことをしっかりとまとめておきましょう。
豊富な職務経験と専門性
僕は全く持ち合わせていませんでしたが、専門性などは圧倒的に有利です。今まで培った具体的なスキルや実績は高く評価されます。特に次のようなポイントが重視されます。
- 実績のあるプロジェクト経験
業務改善や新規事業立ち上げに携わった経験があるとプラスになります。 - 特定分野での専門知識
法律、IT、財務、人事など、行政で活かせる専門性が評価されます。
合格する人が意識しているポイント
適切な試験対策
経験者採用試験の筆記試験は範囲が限られることが多いため、以下の点を意識して効率的に準備を進めます。
- 過去問をやってみる
出題傾向を掴みましょう。 - 得意分野を重点的に補強
点に結び付けられるようにしておきましょう。ただし、「ゼロ点の科目」があってはダメです。その点は注意して準備・対策します。
「しっかりと苦手分野を克服」と書いてあるサイトが多いですが、物販や契約に結び付けるためなのかな~と思います。
試験対策について詳しくは、以下の記事で解説しています。
小論文対策の徹底
時間をかけて行うべきです。
小論文ついて詳しくは、以下の記事で解説しています。
面接対策の徹底
面接試験では、具体的なエピソードをもとに自己PRを行い、志望自治体や省庁・機関への理解度を示します。
コツコツ取り組む継続力
試験対策は限られた時間の中で行うことが多いため、コツコツ学習を進めることが結局は合格に繋がるのかもしれません。
まとめ
公務員経験者採用試験で合格する人は、豊富な職務経験を持ち、行政課題に対する理解が深く、コミュニケーション能力や自己PR力に優れた人「っぽさを示すことができる人」です。実際問題、そんなに優秀な人がそんなに沢山はいないでしょう(まれに、「すっごい人」がいてビックリしますが)。
僕や一緒に働いていた仲間も、普通の人です。効率的な試験準備、それだけだと思います。
「学歴」について触れなかったのですが、官僚や専門職でない限り学歴はあまり重要ではありません。応募要項に書いてある学歴を満たしていればOKです。
あなたの経験が必要だから経験者採用を行っている、ということを理解して相手にグッとくるようなポイントを意識し、目標達成に向けて準備を進めてください。
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